産業能率大学通信教育課程の「簿記を基本から学ぶ」のスクーリングを受講したいけどレベルについていけるか不安な方はいらっしゃいますか?
実際に「簿記を基本から学ぶ」のスクーリングを受講しました
この記事では、産業能率大学通信教育課程の「簿記を基本から学ぶ」のスクーリングの感想と結果をまとめています
結論:難しい簿記を分かりやすく学べるのでおすすめです
「簿記を基本から学ぶ」の概要とレベルは?
「簿記を基本から学ぶ」の概要は以下の通りです
初めて簿記を学ぶ人を対象とし、簿記の最も基本的な骨組みを徹底的に学ぶことで、経営者の視点を身に付け、ビジネスの世界をより深く理解できるようになることを目指す
自由が丘産能短期大学能率科通信教育課程学生募集要項より引用
具体的には簿記入門の内容で、日商簿記3級の範囲の半分以下の内容だそうです
産能の簿記科目スクーリングの種類は?
簿記系科目と難易度は以下の通りです
「簿記を基本から学ぶ」・・・入門(日商4級、3級の範囲の半分程の内容)
単位修得方法は以下の通りです
- オンラインスクーリング
- 通信授業(レポート+科目修得試験)
使用しているテキストはこちら⇩
「簿記3級を目指す」・・・初級(日商簿記3級の内容)
使用しているテキストはこちら⇩
「商業簿記2級入門」・・・日商簿記2級の内容 ※生ライブのみ
「簿記論」・・・日商簿記2~1級
「財務論表」・・・日商簿記2~1級
以前、入学前説明会で受講に不安のある方は履修登録前に教科書の内容をチェックすると失敗を減らせるとアドバイスを頂きました
おすすめ受講順番は?
おすすめの受講順番は以下の通りです
- 「簿記を基本から学ぶ」
- 「日商簿記3級入門」
- 「日商簿記2級入門」
担当教授曰く「簿記を基本から学ぶ」は「日商簿記3級を学ぶ」よりも難易度が低いので、簿記科目では1番最初に受けて欲しいそうです
難易度はシラバスにも記載があるので受講前に確認するのがおすすめです
おすすめの事前準備
おすすめの事前準備は以下の通りです
- リポート作成&SCの1カ月前までに提出
- 事前学習
- 事前配布されるレジュメの印刷
3は必須でした
筆者は普段印刷代をケチるためにノートや資料が増えてしまうのを防ぐために、パソコン上でPDFを使って資料を参照する、もしくはPDFからWordにデータを変換し、ノート代わりにWordを使う派でした
今回の授業も印刷せずにいましたが、授業中に表を使って計算する機会が何度もありました
印刷した方が余計な時間を使わずすぐに作業に取り掛かれるので、レジュメは印刷することを推奨します
スクーリングの先生
依田 朗裕先生でした
アンケートやチャットを多用し、生徒のコメントを拾いながら進行されるタイプの先生でした
筆者は以前日商簿記の資格取得のために簿記の社会人専門学校に通ったことがあるのですが、簿記の授業は一度計算についていけなくなるとずっと分からないまま授業が進行していくのですよ・・・
ですが、先生の授業は比喩や語呂合わせを使った暗記方法を伝授してくれ、メリハリを持って話をしてくださるので最後まで集中力を切らさずに授業を受けることが出来ました
「財務論表」のSCも担当されているとのことだったので、大学進学時は先生の他の講義も受けてみたいです
そういえば、以前の学生会で学校案内のパンフレットに顔が載っている先生のSCは良かったことが多かったとおっしゃっていた方がいました!
個人の感想かもしれませんが、ご参考までに!
日本商工会議所簿記検定試験について
先生がおすすめされていたのは、このスクーリングの前後での日商簿記3級の受験でした
ですが、「簿記を基本から学ぶ」のスクーリングの学習量だけでは、日商簿記三級取得は難しいそうなので、簿記の専門学校に入って学習すると良いとのことでした
「日商簿記」を単位認定していても「簿記を基本から学ぶ」のSCを受講出来る?
「簿記を基本から学ぶ」SCの受講もでき、試験に合格すれば単位も取得することが出来ます
ですが単位認定を申請して承認されると、以下の科目は受講出来なくなります
- 日商簿記3級の単位認定申請⇒「簿記3級を目指す」
- 日商簿記2級の単位認定申請⇒「商業簿記2級入門」
筆者は日商簿記2級の単位認定を申請したので、上記の二つのスクーリングが受講出来なくなりました
また、数字センスアップコースを選択しているので「簿記3級を目指す」が指定科目だったのですが、1科目(2単位)分受講出来なり、もったいなかったです
日商簿記をお持ちで単位認定を申請する予定の方は、1年次に数字センスアップコースを選択するのではなく、2年次に選択で数字センスアップコースの科目を履修登録した方がより多くの単位を取得することが出来そうです
日商簿記2級を持っている筆者がSCを受講した感想
筆者は社会人用資格の専門学校(TAC)で2年8カ月かけて学習し、2016年に日商簿記2級を取得しました
簿記初学者が日商簿記2級取得のための勉強時間の目安は350~500時間程度、期間は6~8カ月と言われており、筆者は4~5倍時間がかかっているので数字センスはかなりポンコツです
資格取得後は経理の実務からも簿記の勉強からも離れており、今回のSCは約6年ぶりの簿記の学習でしたが、最初から丁寧に説明してもらえたので、途中で分からなくなることはありませんでした
簿記3級の内容を勉強されたことがある方なら、ついていけない内容ではないはずです
スクーリング試験結果
スクーリング試験から約2週間後に結果が出ました
自身2回目の”S評価”を頂きました!
これでGPA1.94に復活しました
簿記学習者なら比較的Sが取りやすい科目かもしれません
「簿記を基本から学ぶ」スクーリングのまとめ
「簿記を基本から学ぶ」スクーリングのまとめは以下の通りです
- 入門レベルであり、日商簿記の範囲は日商4級と3級の半分程を学習する《商業簿記のみ》
- 簿記初学者の方でも授業についていけない内容ではないが、事前学習が必要
- 簿記初学者の方は「簿記を基本から学ぶ」⇒「日商簿記3級入門」のスクーリングの順で受講すること
依田先生の簿記スクーリングは面白かったです
受講に悩んでいる方はおすすめですよ
ランキングを応援をいただけると喜びます💛
にほんブログ村
通信大学生ランキング
コメント